質問を頂きました。
開業をする際に個人請求を考えているのですが、
今までやったことがありません。どのようにすればよろしいでしょうか。
こういった質問がありましたので、個人請求の仕方についてお伝えしていきたいと思います。
個人請求の準備
用意するもの
【封筒】
普通の茶封筒。サイズは長3があれば良いと思います。100円均一などでも売っています。枚数が多いほど安くなるので、大体どれぐらい使うか見当がついたら、
ネットなどで多めに注文することをお勧めします。
【レターパックライト】
追跡機能付きで、速達と同じスピードで届けてくれます。
請求書の金額が高い時に使用します。一般的な会では3万円以上の請求書が入っているときにレターパックライトを使用しているようです。
【ラベルシール】
現在私が使用しているレセコンではこちらの21面の用紙が対応しているので、こちらを使用しています。
こちらは封筒に貼る保険者への宛先と名前が印字されます。
【個人請求用の請求用紙】
通常、会で出していたのとほとんど変わりませんが、
接骨師会で使用していた用紙は、請求先情報や受領の委任先情報が会の情報が記載されている場合があります。
レセコン会社に問合せをすると基本的には用意されていますのでレセコン会社に注文することが多いと思います。
厚生労働省のホームページに原本のリンクがありますので、
全部自分で出来る方はこちらから作成しても可能です。リンクをこちらに記載いたします。
しかし、使用しているレセコンによって少し内容が違ったりずれてしまったりするので、レセコン会社に問合せをするのが一番良いと思います。
様式第5号(柔道整復施術療養費支給申請書)[Excel:58KB]
(厚生労働省:療養費の改定等について)
【レセコン】
こちらについては、自分に合った会社を選ぶのが良いと思います。
レセコンについては、患者様の個人情報が入っているため、気軽に途中で変更がしずらいものになります。
3社ほど話を聞いて決めるのが良いと思います。
レセプトを印刷する
レセコンを用いて、レセプトを印刷します。
こちらは個人請求であっても会への請求であっても同様です。
こちらに関して、作業をしたことが無い状態で開業することはないと思いますので、割愛します。
注意点としては、会に今まで入金されていた場合は、入金先の情報を変更する必要があります。
また、個人事業主であれば口座を変えるだけでよいのですが、法人で法人口座に入金する場合、
施術証明欄に
『株式会社〇〇 代表取締役 〇〇(東京都××××)に委任します』
の文言が必要になります。
こちらもレセコン会社にお願いすれば、
印刷出来るようになるところがほとんどだと思いますので、
レセコン会社に問合せをが必要です。
施術証明書欄に記載する文言。
(赤字の所が通常は接骨師会になっておりますが、自身が法人の場合は法人の代表に委任をする必要があります。個人事業主と同じであったとしても別人格扱いとなりますので、委任の文言が必要になります)
まとめ
印刷するための準備は、通常の書類などを発送をする準備とあまり変わりません。
レセプトを会を経由して出すか、自身から直接国保連合会や健康保険組合に出すかなどが変わるだけですので、
流れさえわかっていれば、1度覚えてしまえば、問題なくできると思います。
発送作業についても、パターンを覚えてしまえばそれほど難しくないので、是非一度検討してみてください。
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