ただ、経営が回り始めて経費の支払いが増えてくると、カードで払う金額は年間でかなり大きくなります。そうなったとき、同じ支払いを「どのカードで払うか」で、手元に残るものが変わります。
この記事は、年会費無料の次の一歩として、ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード(年会費66,000円)を実際に使っている私が、何が手に入るのか、どんな人に向くのかを整理したものです。
料金だけの話ではありません。スイートルームに泊まれることもある、ラグジュアリーな滞在を、安く味わいたい人に向くカードです。
まず結論|選ぶ基準は「年間のカード利用額」
ヒルトンアメックスは、年間のカード利用額で、一般かプレミアムかを決めるのが分かりやすいです。
この基準の理由を、順番に説明します。
一般カードとプレミアムの違い
ヒルトン公式の比較ページ(2026年10月10日に確認)で、2枚の条件を並べました。
表を見ると、一番大きな差は「ダイヤモンドステータスが付くかどうか」です。一般カードは、持つだけでゴールドまで。プレミアムは、年200万円の利用で、その上のダイヤモンドになります。
無料宿泊も、一般が1泊、プレミアムが2泊です。家族カードは、一般が1枚目まで、プレミアムが3枚目まで無料です。
ダイヤモンドステータスで、泊まったときに何が変わるか

公式に書かれている特典
ヒルトン・オナーズの会員特典ページ(2026年10月10日確認)では、ダイヤモンドの特典として次のものが挙げられています。
ゴールドの時点でも、80%のボーナスポイントと、お部屋のアップグレード(空室状況によります)、毎日の飲食クレジットまたはコンチネンタルブレックファストが付きます。ブランドや地域によって内容は変わります。
レイトチェックアウトは、公式の会員特典のページでは、ダイヤモンドに限らずすべての会員の特典として「空室状況に応じて」と書かれています。朝ゆっくり休みたいときは、フロントデスクに電話でお願いする形です。
ダイヤモンドでは、ここにラウンジの利用が加わります。ホテルに「泊まる」というより、ホテルでの過ごし方が変わると考えると近いです。
私の場合|アップグレードと朝食
私はこのカードで、ダイヤモンドステータスで泊まっています。泊まるのは年5泊ほどで、リラックスと、パソコン仕事をしに行くことが多いです。
実感として、客室は1〜2ランク上がることが多いです。朝食はビュッフェで、内容も充実しています。アップグレードは空室状況によるので、必ず上がるわけではありません。

ダイヤモンドになると、泊まった部屋が1〜2ランク上がることが多いです。朝食はビュッフェで、これが充実しています。
私が泊まることが多い小田原|プールとオーシャンラウンジ

私が泊まることが多いのは、ヒルトン小田原リゾート&スパです。プールがあり、相模湾を望む専用のオーシャンラウンジがあります。
公式ページ(2026年10月10日確認)では、ラウンジの営業は7:00〜21:00。時間帯ごとに次のサービスがあります。
私が使うのは、夕方のイブニングサービスです。2時間、お酒が飲み放題で、軽食も付きます。
ラウンジにはカウンター席があり、コンセントもあるので、パソコン仕事もしやすいです。
通常は1日6,252円かかる場所を、私はダイヤモンドステータスで使っています。泊まるだけでなく、夕方のひとときまで宿泊に含まれるようなものです。ここは、公式ページに書かれていない「私が使ったときの話」です。
無料宿泊とポイントの考え方

無料宿泊は、利用額で付く特典です
プレミアムは、年300万円以上のカード利用と継続で、ウィークエンド無料宿泊が2泊付きます。翌年度に使う特典です。
国内のホテルだけでなく、海外のヒルトンにも泊まれます。ハワイのような場所も、泊まれます。一般カードでも、年150万円以上の利用と継続で1泊が付きます。
ポイントは、キャンペーンで大きく変わります
入会特典のポイントは、時期のキャンペーンで変わります。現在のヒルトン公式ページでは、プレミアムは入会後3か月以内に合計30万円以上の利用で合計39,000ポイントです(一般は16,000ポイント)。
入会キャンペーンで、10万ポイント以上もらえることもあります。入会する時期によって、もらえる量が大きく違うので、申し込む前に公式の最新のキャンペーンを必ず見てください。
私の場合|年間のポイントと、泊まれる回数
私は、このカードで年間400〜500万円ほど使っています。日常の支払いは100円=3ポイントなので、計算するとこうなります。
この数字は、支払いがすべて100円=3ポイントになった場合の計算です。アメックス公式の「ポイント加算対象外/還元率の異なるご利用」(2026年10月12日確認)では、プレミアムについて次のように書かれています。
国税は、1年間(1月〜12月)の合計が300万円を超える分が、ポイント加算の対象外です(2024年1月1日から)。
事業用決済等は、2025年10月28日からポイント加算の対象外になりました。アメックスが事業用として登録した加盟店での決済で、医療機器・医療材料、運送関連費用、オフィス用品、広告宣伝費用などが挙げられています。対象の加盟店は、予告なく追加や変更になることがあります。
私の場合、年間で10万〜15万ポイントほど貯まります。ポイントで何泊できるかは、ホテルと日程によって必要なポイント数が変わるので、一概には言えません。それでも、私の感覚では、2〜3泊分くらいになります。
無料宿泊の2泊と、ポイントで泊まる分を合わせると、私の見立てでは年に4〜5泊分ほどです。
一般とプレミアム、どちらを選ぶか
ここまでの数字を使って、選び方を整理します。
| 年間の利用額 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 〜150万円 | 他社の年会費無料のカード | 無料宿泊の条件に届かない |
| 150〜300万円 | 一般カード | 年150万円で無料宿泊が1泊付く |
| 200万円〜 | ダイヤモンドが付く(おすすめは300万円以上) | プレミアムなら、ラウンジやアップグレードを使える |
| 300万円〜 | プレミアム | 無料宿泊が2泊になり、ポイントの差も大きくなる |
年会費の差は49,500円です。これを、ステータス、無料宿泊の差、ポイントの差で取り戻せるかどうかが、判断のポイントです。ご自身の「年間の利用額」と「泊まる回数」を、一度書き出してみてください。

年300万円を超えないなら、プレミアムはおすすめしません。年間150万円以上、300万円未満なら、一般カードで十分です。年300万円以上使うなら、ポイントのことを考えると、上位のプレミアムがいいです。
上位のダイヤモンドだと、スイートルームへの変更があったり、朝食無料にもなります。スイートに泊まるようなラグジュアリー感を、安く味わえます。年300万円以上使うなら、プレミアムがおすすめです。
向かない人と、注意したいこと
年会費を事業の経費にできるかどうかは、顧問の税理士さんに確認してください。
- 選ぶ基準は、年間のカード利用額と、泊まる回数
- 一般は年150万円で無料宿泊1泊。プレミアムは年200万円でダイヤモンド、年300万円で無料宿泊2泊
- ダイヤモンドは、アップグレードやラウンジなど、ホテルでの過ごし方が変わる
- 年400〜500万円使う私の場合、ポイントは年10万〜15万ほど貯まる
- 年150万円以上、300万円未満なら一般カード。150万円に届かないなら、ヒルトンのカードではなく他社の年会費無料のカードで十分
よくある質問
確認した日:2026年10月10日(ヒルトン公式「クレジットカード」ページ/ヒルトン・オナーズ会員特典ページ/ヒルトン小田原リゾート&スパ公式「オーシャンラウンジ」ページ)、2026年10月12日(アメックス公式「ポイント加算対象外/還元率の異なるご利用」/「事業用決済等に関わる加盟店でのお支払いに伴う加算ポイントに関するお知らせ」/「国税お支払いに伴う加算ポイント/マイルに関するお知らせ」)。
記載日:2026年10月10日
